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冬に取り入れたい、犬・猫の温浴ケア
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寒い季節のお手入れに、温浴ケアを
寒さや乾燥が気になる冬。最近では犬や猫のお手入れとして「洗う」だけでなく、温かいお湯にゆっくり浸かる温浴ケアを取り入れている方も増えてきました。今回は冬のケアとして取り入れられている温浴ケアについてご紹介します。
温浴ケアが広がってきた理由
2000年頃から、マイクロバブルなどの技術が実用化され、犬の入浴ケアにも少しずつ変化が見られるようになりました。汚れを無理に擦り落とすのではなく、お湯の力で汚れを浮かせて落とす「摩擦レス洗浄」という考え方が広がり、お肌への負担が少ないケアとして”温浴”が注目されるようになってきたのです。
温浴ケアのメリット
温浴ケアが注目されている理由は、皮膚や被毛をやさしく洗うだけでなく、心と身体のコンディションを整える効果も期待できる点にあります。
温かいお湯に浸かることで、次のようなメリットが期待されます。
・リラックス効果
・皮脂汚れを擦らず浮かせて落とす(摩擦レス洗浄)
・温めることによる血流の促進
・皮膚表面温度が上がることによる発毛のサポート
こうした特徴から、温浴は寒い季節にお手入れとして取り入れやすいケアのひとつです。
温浴を取り入れるときに気を付けたいこと
温浴は皮膚や被毛にやさしいケアとして取り入れやすい一方で、安心して行うためには、いくつか気を付けたいポイントもあります。
いつから入浴できる?
4ヶ月齢頃からが目安です。明確な年齢制限はありませんが、予防接種などが全て終わってからの方が安心です。
お湯の温度と時間
人肌より少しぬるめ(36℃~38℃)を目安にしましょう。最初は短時間から始め、慣れてきたら10分程度の入浴がおすすめです。
頻度
一般的な目安としては、犬の場合は2~4週間に1回、猫の場合は4~8週間に1回と、トリミングやシャンプーのタイミングで一緒に行なっていただくのがおすすめです。
飲み水を準備する
人と同じように、入浴中はのどが渇きます。新鮮な飲み水を用意してあげましょう。
無理に浸からせたり、嫌がる様子が見られる場合は、無理をせず中止することも大切です。「気持ちよさそう」「落ち着いている」そんな様子が、温浴が合っているサインです。
温浴をしてはいけないタイミング
・食後すぐ
・激しい運動直後
・体調不良の時
・術後・ワクチン接種後すぐ
また、高齢犬や病弱の子、短頭種の場合は、体調をよく観察しながら慎重に行うことが大切です。
温浴後も優しいケアを意識
入浴後はタオルでゴシゴシ拭くのではなく、押さえるようにして水分を取るのがおすすめです。被毛が濡れている状態はダメージを受けやすいため、できるだけ摩擦を減らすことが大切です。足先や肉球周りなど、乾燥しやすい部分は様子を見ながらケアしてあげましょう。
温浴×ハーブ湯のメリット
ハーブ湯はハーブを溶かしたお湯に入浴する方法で、単体でも、ハーブパック後の洗い流しの際にも取り入れやすいケアです。犬だけでなく、猫やハリネズミ、ミニブタなど、さまざまな動物に利用されています。
・温めながら、皮膚や被毛を優しく整える
・抗菌、消臭などが期待できる
・炭酸泉やマイクロバブルとの併用もOK
・化学物質を使わず、自然由来のケア
寒い季節でも取り入れやすく、冬のお手入れをやさしくサポートしてくれるケア方法です。
冬の温浴時間を、写真に残してみませんか?

ハーブ湯に浸かってほっとした表情を見せる瞬間。
2026年1月~2月には、ハーブ湯の写真募集イベントを開催。選ばれたお写真は当社で作成するポスターに使用させていただきます。
愛犬・愛猫のリラックスしたお写真をお待ちしております!
冬のお手入れに、あたたかい温浴ケアを
温浴は汚れを落とすためだけではなく、犬や猫にとって心と身体をゆるめる時間にもなります。冬のケアに無理のないかたちで温浴を取り入れながら、その子にとって心地よいお手入れ時間を過ごしてみませんか?

このコラムは日本獣医皮膚科学会認定医・獣医学博士である島田 健一郎先生とのインスタライブを元に抜粋、編集しております。