犬の皮膚
【梅雨】犬の皮膚トラブルが増える理由とケア方法

梅雨に起こりやすい皮膚トラブル
梅雨の時期、なんとなくワンちゃんのお肌がベタついていたりかゆがっている気がしませんか?
実はこの時期、皮膚トラブルが急増するんです!
今回は、梅雨に増える皮膚トラブルの原因とお家でもできる簡単なケア方法をご紹介します。
梅雨時期に発生しやすい皮膚病
梅雨時期に発生しやすい皮膚病として
・マラセチア皮膚炎
・膿皮症
・外耳炎
・アトピー性皮膚炎
などがあり、強いかゆみを伴うものも多く注意が必要です。昔なったことがある子もこの時期に再発することが多くなります。
梅雨に犬の皮膚トラブルが増える3つの理由
高温多湿の梅雨時期は、お肌のトラブル要因が増加します。
・皮脂や汗の分泌が増える
高温多湿により体感温度があがり、角質水分量が増加することによってお肌がベタベタに…
・皮膚常在菌の増加
もともと皮膚にいるカビや細菌、微生物がジメジメした環境で過剰に増殖してかゆみや赤みの原因になることも…
・ノミ、ダニ
気温が上がり始めるこの時期、ノミ・ダニの活動も活発になります。
お散歩の際に刺されてしまったり、お家に持ち帰ってしまったりと室内にノミ・ダニが増えてアレルギーの原因に…
皮膚トラブルを防ぐケア方法
下記の4つのポイントを守って愛犬を皮膚トラブルから守りましょう。
①余分な皮脂をしっかり落とす
人も汗をたくさんかいたときにはシャワーを浴びますが、ワンちゃんも同じです。
ベタつきが気になる時はシャンプーで皮脂汚れをしっかり落としましょう。
一度のシャンプーで落としきれない頑固な皮脂汚れは、薬用シャンプーを使うのも手です!
しかし、皮脂や汗を落としただけでは乾燥してバリア機能が低下してしまいます。
梅雨から夏にかけて増える紫外線のダメージでお肌も荒れているので、シャンプー後の保湿ケアも忘れずに。
②体感温度を低く保つ
お部屋の温度と湿度をワンちゃんが快適な状態に保ちましょう。室温26度以下、湿度50%以下が理想です。
エアコンだけでなくサーキュレーターを併用したり、首に保冷剤をつけたりしてひんやりと過ごすことで皮膚トラブルを防ぐことが出来ます。
③ハーブパックを併用する
ベタベタや臭いが気になる時期はドクターズヘルスハーブパックがおすすめです!
いつものシャンプー+ハープバックで皮膚をさっぱり清潔に保ちましょう。

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商品はこちら④お散歩後のケアも忘れずに
雨が続いて地面が濡れているこの時期は、お散歩の後にワンちゃんの体を拭いてあげるなど特にケアが必要です。
足や体が濡れてしまったらしっかりと乾かしましょう。
特に足先や脇は湿気が残りやすい部分なので、タオルではなくキッチンペーパーなどの紙で水分を取ってあげるのもおすすめです!
愛犬の梅雨時期の皮膚トラブルを防ぐために
梅雨の時期は湿気や気温の変化で皮膚トラブルが起きやすくなりますが、日々のちょっとしたケアでワンちゃんのお肌をトラブルから守れます。お散歩後のケアや、いつものシャンプー+ハーブパックで快適な梅雨を過ごしましょう。
もし「うちの子のお肌ちょっと気になるかも…」と思ったら、かかりつけのトリミングサロンや動物病院にも相談してみてくださいね。
大切なワンちゃんと一緒にジメジメシーズンを乗り切りましょう!

このコラムは日本獣医皮膚科学会認定医・獣医学博士である島田 健一郎先生とのインスタライブを元に抜粋、編集しております。